「Adobeで動画編集は無料でできないの?」
結論から言うとAdobe社のPremiere Proは無料でも使えます!
ただし、無料で使う場合と有料で使う場合で「できること」と「できないこと」が異なり、下調べをせずに使い始めると、思ったような編集ができなかったり、いきなり課金が発生してしまったりすることもあります。
この記事では、Adobe製品の無料で使用する方法や無料ではないがお得に使う方法まで丁寧に解説していきます。
これから動画編集を始めるあなたが、無理なく、自分に合ったツールを見つけるためのヒントになれば幸いです。
Adobeで無料に動画編集する方法はある?

Premiere Proは無料で使えるのか?
プロ向けの編集ソフト「Premiere Pro(プレミア プロ)」に関しては、完全な無料プランは存在しません。しかし、7日間限定で使える無料体験版が公式に提供されています。
この体験版は、期間中であればすべての機能を制限なく使えるため、本格的な動画編集に挑戦してみたい方や、将来的に有料プランを検討している方にはぴったりです。体験版を使えば、実際の操作感や編集スピード、画質の調整なども確認できるため、「自分に合っているか」を判断する貴重な機会になります。
ただし、注意点として、無料期間が終了すると自動的に課金が発生する仕組みになっているため、体験版を利用する際はカレンダーなどで終了日を必ず管理しておきましょう。
無料で使える動画編集用のAdobe製品は存在する?
「Adobe=高額な有料ソフト」というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、実はAdobeが提供している製品の中には、無料で使えるものも存在します。その代表格が「Premiere Rush(プレミア ラッシュ)」の無料プランです。
Premiere Rushは、YouTubeやSNS向けの動画編集に最適化されたソフトで、スマートフォンでもパソコンでも使えるマルチデバイス対応の編集ツールです。無料プランでも基本的な動画編集機能が搭載されており、テロップ挿入、BGM追加、トリミング、カラー調整など、初心者が必要とする機能は一通り揃っています。
とはいえ、無料で使える機能には制限もあるため、後ほど詳しく解説する「Rushの無料プランでできること・できないこと」を参考に、自分の目的に合っているかを判断することが重要です。
無料でも使えるAdobeの動画編集ソフト「Premiere Rush」

Premiere Rushとは?
Premiere Rushは、Adobeが提供する初心者向けの動画編集ソフトです。「Rush」という名前の通り、短時間で素早く編集・公開できるよう設計されており、YouTubeやInstagram、TikTokなどのSNSに特化した動画作成にぴったりのツールです。
操作画面はシンプルで直感的。編集画面にはタイムライン、プレビュー、ツールバーが整然と並び、動画編集に不慣れな人でも迷うことなく始められます。スマホアプリ版も用意されており、撮影から編集、投稿までを一つのアプリで完結できる点も魅力です。
RushとProの違いとは?
| 項目 | Premiere Pro | Premiere Rush |
|---|---|---|
| 対象ユーザー | プロフェッショナル/本格的に映像制作をしたい人 | 初心者〜中級者/SNS投稿向けに手早く編集したい人 |
| 操作の難易度 | 高い(多機能で学習コストあり) | 低い(直感的に操作可能) |
| 機能の幅 | 高度な編集(カラー補正・合成・エフェクト・音声調整など) | 基本的なカット編集・テロップ・BGM挿入程度 |
| 対応端末 | PC(Windows / Mac) | PC・スマホ・タブレット(iOS / Android対応) |
| 用途 | 映画、CM、YouTube動画、企業案件など本格的映像制作 | Instagram、TikTok、YouTube Shorts などSNS用動画 |
| 価格 | Premiere Pro単体プラン:月額3,280円(税込)・体験版もあり | Premiere Rush単体プラン:月額1,180円(税込) (Premiere Proプランにも同梱) |
Premiere RushとPremiere Proは、どちらもAdobe製の動画編集ソフトですが、想定されているユーザー層と機能の深さが大きく異なります。
Rushは「簡単・手軽・スピーディー」を重視したソフトで、主に初心者やSNS投稿を目的とするユーザーに向いています。一方、Premiere Proは映画やCMの編集にも使われるプロ仕様のハイエンドソフトであり、細かな調整や多重エフェクト、複雑なマルチカメラ編集にも対応しています。
例えば、Rushではタイムラインのトラック数が限られており、細かな音声ミキシングや高度なカラーグレーディングはできません。ですが、その分操作が簡単で、編集にかかる時間も短縮されます。
つまり、「まずはシンプルに始めたい人はRush」「プロ並みの編集に挑戦したい人はPro」という住み分けができます。
無料プランでできること・できないこと
| 項目 | できること | できない/制限があること |
|---|---|---|
| 基本編集 | 動画のカット、分割、並び替え | – |
| テロップ・文字入れ | タイトル・テロップ挿入可能 | フォントやテンプレートに一部制限あり |
| 音楽・効果音 | BGMや効果音を追加(内蔵ライブラリ利用可) | 一部の素材は有料プラン限定 |
| エフェクト | 簡単なカラー補正やエフェクト適用 | 高度な調整は不可 |
| デバイス同期 | スマホ・PC間で同期可能(制限あり) | 容量が少なく、大規模編集は不向き |
| 書き出し | 初期状態で3回まで可能 | 4回目以降は有料プラン必須 |
| ストレージ | 少なめ(2GB程度) | 大容量クラウド保存は不可 |
Premiere Rushには「無料プラン」と「有料プラン(Adobe ExpressまたはCreative Cloud)」があり、無料でも多くの機能を活用できます。
無料プランでできること
- 動画のカット、分割、並び替え
- テロップ・タイトルの挿入
- BGMや効果音の追加(内蔵ライブラリあり)
- カラー補正やエフェクトの簡易適用
- スマホ・PC間でのプロジェクト同期(制限あり)
ただし、無料プランには書き出し回数の制限(初期状態では3回まで)や一部テンプレート・フォントの制限などがあります。また、クラウドストレージの容量も少なめに設定されているため、複数の動画を編集・保存したい場合はやや不便を感じるかもしれません。
とはいえ、SNS投稿向けの短めの動画を編集する目的であれば、無料プランでも十分に対応可能です。まずは無料で使い、慣れてきた段階で有料プランを検討するというステップアップもおすすめです。
Premiere Proの無料体験版について

7日間の無料体験の始め方
Adobe Premiere Proには、7日間の無料体験版が用意されています。
これを使えば、有料プランと同じ機能をすべて試すことが可能で、本格的な動画編集を一切の制限なく体験できます。
体験版の利用を始めるには、まずAdobe公式サイトにアクセスし、Adobe ID(無料アカウント)を作成します。その後、「Premiere Proを無料で試す」ボタンからインストーラーをダウンロードし、PCにインストールすればすぐに使用を開始できます。
インストール時にクレジットカード情報の入力が求められますが、体験期間内に解約すれば課金は発生しません。解約を忘れると自動的に有料契約に移行してしまうため、体験終了日は必ずスケジュール管理しておきましょう。
体験期間中にできる編集の範囲
体験期間中は、製品版とまったく同じ機能が利用できます。プロレベルの編集が可能であり、以下のような高度な作業にも対応しています:
- マルチトラック編集(映像・音声を複数重ねる編集)
- 高度なトランジションや特殊効果の適用
- Lumetriカラーによる色補正・カラーグレーディング
- テロップやアニメーションの詳細な設定
- 外部プラグインの導入と連携
- 高画質での書き出し(4K、HDRにも対応)
つまり、体験版で作った動画を実際の仕事や案件に使用することも可能で、商用利用を想定した検証もできます。
体験版後の注意点と継続コスト
体験版が終了すると、登録したクレジットカードに対して自動的にサブスクリプション料金が請求されます。現時点(2025年)での日本向け料金は、単体プランで月額2,728円(税込)程度が一般的です(プランによって変動あり)。
もし継続を希望しない場合は、体験終了前にAdobeアカウントの管理画面から「プランのキャンセル」を行う必要があります。忘れてしまうと、初月の料金が発生してしまうため注意しましょう。
とはいえ、もし体験期間中に「このソフトなら続けられそう」と感じたなら、導入のハードルが低い月額制はむしろメリットにもなり得ます。
Adobe Premiere Proを無料ではないが安く使う方法
Adobe Premiere Proは体験期間はあるものの体験期間が終了すると結局高いコストがかかるというのが結論です。月額2,728円(税込)前後のサブスクリプション料金は、これから動画編集を始めたい初心者にとっては負担に感じるかもしれません。
とはいえ、実はPremiere Proを正規の方法で安く導入する裏ワザ的な手段もいくつか存在します。ここでは、学生割引やセール情報、学習とセットになったプランなど、Premiere Proを少しでもお得に使いたい方に向けて、実践的な方法を紹介していきます。
Amazonのセールを活用する
Adobe公式サイトではほとんど割引されることがないPremiere Proですが、Amazonでは定期的に割引価格でCreative Cloudのライセンスが販売されています。特に年末年始やプライムデー、ブラックフライデーといったタイミングには、通常価格よりも20〜40%ほど安くなることも珍しくありません。
たとえば、「Adobe Creative Cloud コンプリートプラン(12ヶ月版)」がセール時に50,000円台で購入できることもあり、月額換算で4,000円未満になることもあります。これにはPremiere ProだけでなくPhotoshopやAfter Effectsなども含まれているため、複数のAdobe製品を使いたい方にとっては非常にコスパの良い選択肢です。
また、購入後はAdobeアカウントにコードを登録するだけで簡単に利用開始できます。Amazonでの購入は正規ライセンスであるため、安心して使えるのもポイントです。
学生なら「学割プラン」で大幅割引に
もしあなたが学生(または教職員)であれば、Adobeの学生・教職員向けプランを活用することで大幅な割引を受けることができます。
このプランでは、Creative Cloudの全アプリが使える「コンプリートプラン」が、通常価格の約60%オフ(年額26,000円前後)で提供されています。これは月額換算で2,000円程度となり、Premiere Pro単体プランよりも安く、しかも他のアプリもすべて使えるという破格の内容です。
対象となるのは、大学・専門学校・高校・中学校などの在籍証明が可能な学生であり、入学予定者でも申し込みが可能な場合があります。申請時に学生証やメールアドレスの提示が求められるため、条件に該当する方は積極的に活用しましょう。
アプリ付きスクールで学びながら安く入手する
最近では、Premiere ProやAdobe CCのライセンスがセットになったオンラインスクールや通信講座も増えてきています。これらの講座を受講すると、1年間分のCreative Cloudコンプリートプランが付属するだけでなく、基礎から応用までの動画編集スキルを同時に学ぶことができます。
例えば、以下のようなサービスがあります:
- デジハリ・オンラインスクール(Adobe公認スクール)
- ヒューマンアカデミーのAdobe講座
- アドバンスクールジャパンのAdobe通信講座
これらの講座は、Adobeと正規契約を結んだ教育機関であるため、受講者に教育用ライセンスとして正規に提供されているのが特徴です。価格はおおむね39,800円〜49,800円程度で、1年間分のCreative Cloudが含まれていることを考えれば、非常にお得です。
「自己流で学ぶのが不安」「編集スキルも一緒に身につけたい」という方には、まさに一石二鳥の選択肢となるでしょう。
投資回収のシミュレーション
Premiere Proを無料体験で試し、「本格的に続けたい」と思った人が次に気になるのは、毎月の利用料(2,728円)をどう回収するか。ここでは、動画編集を副業にする場合と、YouTubeに挑戦する場合の2つのパターンでシミュレーションしてみましょう。
動画編集で投資回収する方法
Premiere Proの月額費用は 2,728円。この金額を動画編集の収入でカバーするには、案件を1本でも取れれば十分に黒字化できます。
- 初心者案件(カット編集のみ):1本 1,000〜2,000円
- テロップやサムネ込み案件:1本 2,000〜3,000円
👉 例えば、1本3,000円の案件を受けるだけで、 ソフト代を概ね回収ができます。
👉 月2本(6,000円)受ければ、 利益が発生。
さらにスキルが上がり、1本1万円の案件を月に2本受けられれば、 3,280円の投資に対して約17,000円の利益。
「月1案件から黒字化できる」点が、動画編集副業の強みです。
YouTuberで投資回収する方法
YouTuberとしてPremiere Proを使う場合、投資回収のポイントは再生回数です。YouTube広告の平均収益は 1再生あたり約0.2〜0.5円 と言われています。
- 月1万再生 → 2,000〜5,000円(Premiere Pro代を回収可能)
- 月3万再生 → 6,000〜15,000円(投資の3〜5倍を回収)
- 月10万再生 → 2〜5万円(大幅な黒字化)
👉 つまり、月1万再生を安定して出せれば、 Premiere Proの利用料は十分ペイできる という計算です。
さらに登録者が増えれば、案件やグッズ販売などの副収入も期待でき、回収スピードは一気に上がります。
まとめ
Adobeの動画編集ソフトはプロも使う本格派ですが、始め方を工夫すれば無料や割引価格で使う方法もあります。手軽に始めたい方はPremiere Rushの無料プラン、本格的な編集を体験したい方はPremiere Proの7日間体験版が最適です。
他にも動画編集ソフトがあるのでまずは無料で7日間使いながら、継続するか他のソフトを使うか検討してみましょう。
継続的に使いたい場合は、Amazonセールや学割、Adobeライセンス付きのオンラインスクールを活用すれば、正規の方法で大きくコストを抑えることが可能です。自分の目的や環境に合わせて、無理のないスタートを切り動画編集を始めましょう!
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